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ドローンには大きく分けると国家資格と民間資格の2種類があります。
そのうちの民間資格の「公的なメリット」が、2025年12月をもって消滅することをご存知ですか?
国土交通省の制度移行に伴い、民間資格(民間技能認証)の最大のメリットであった
「飛行許可申請時の書類簡略化措置」が廃止されます。
効力の廃止と言われても具体的に何が出来なくなるのか、イメージが付く方は少ないかと思います。
そこで本章では廃止される効力について詳しい内容を説明していきます!
従来は、民間資格を保有することで、操縦者の技能証明に関する書類(10時間以上の飛行実績など)の提出が不要になっていたのですが、
今後は民間資格のみ保持の場合は特定飛行(DID地区、夜間など)を行う際の「飛行許可申請書類の一部省略」というメリットが廃止されるため、特定飛行を行うたびに操縦者の飛行実績や飛行方法の適合性を証明する詳細な資料を毎回提出する必要が生じ、申請手続きが著しく煩雑化することになるのです。
そのため業務的にドローンの使用が発生する方や、すぐにドローンを飛ばしたいという場合は、申請が必要になったことで飛ばせるまでの時間とコストが増大し、仕事で使用する際には業務効率が大幅に低下することが予想されます。
廃止される理由としては国家資格制度(無人航空機操縦者技能証明)の導入に伴い、公的な技能証明が国家資格に一本化されるためですが、なぜ一本化に踏み切ったのでしょうか?
まず民間資格の証明は各ドローンスクールや協会(JUIDA、DPAなど多数)が行ってたため、各団体ごとに技術レベルや教育内容のばらつきが生じたことが理由の一つとされている。
日本のドローン産業を成長させるためには、都市部での配送やインフラ点検において
有人地帯の上空をドローンが自律的に飛ぶ「レベル4飛行」の実現が不可欠でした。
人の上空をドローンが飛行する際、事故が起きた場合の責任問題や、社会の受容性を高めるためには、「このパイロットは国が認めた最高の技量を持っている」という強固な公的根拠が必要でした。
そのため、民間資格の曖昧な証明では安全が最優先されるレベル4飛行を法的に許可する根拠とはなり得ませんでした。国家資格の創設は、このレベル4飛行を実現するための法的なインフラ整備そのものだったのです。
欧米諸国をはじめとする多くの国々で、すでに国が主導する公的なライセンス(例:アメリカのFAA Part 107)が主流となっており、日本も国際的な安全基準(ICAO・国際民間航空機関)やライセンス体系と足並みを揃える必要がありました。
また世界の主要国と規制を協調させることで、ドローン技術や機体の輸出入、国際的な共同開発を円滑に進めることが可能になります。
つまりドローンの技能証明を国家資格に一本化することは、国内の安全向上だけでなく
日本のドローン産業が国際市場で円滑に活動し、国際的な安全基準の一員となるために必要不可欠な措置なのです。
民間資格効力の廃止内容がわかり、国家資格の重大性が大幅にアップすることが判明したところで、国家資格取得のメリットを改めて詳しく説明していきます。
国家資格(無人航空機操縦者技能証明)とは、国(国土交通省)が操縦技能を公的に証明するライセンスであるため、社会的信頼やドローンパイロットとしての市場価値が上がるため
将来のキャリアアップ、転職・独立において強力な武器となります。
また民間資格の効力廃止に伴い、申請手続きが煩雑化に対し
国家資格取得の場合は、人口集中地区(DID地区)や夜間、目視外などでドローンを飛ばす「特定飛行」を行う際の国土交通省への許可申請が不要になっています。
※機体認証を受けたドローンを使用し、国が定めた運航ルール(マニュアル)を遵守した場合
都度の申請が不要であると、急な現場対応や天候による変更にも対応できるため
申請も簡素化が見込まれるので負担が大幅に軽減され、業務のスピードと効率が向上するでしょう。
すでに民間資格を取得してしまった方は、これ以降この資格を持っているメリットがないのではないか?と懸念される方もいるかと思います。
ですが!効力の廃止以降、民間資格だけを取得している方にも
残っているメリットはまだあります!!
①資格そのもの
➡取得した知識や技術は残り、証明書も引き続き有効のため申請する際の資格証明としては役立つものになっている。
②国家資格取得時の優遇
➡ 国の登録講習機関で国家資格を取得する際に「経験者コース」としての扱いになるため、講習時間の短縮や費用優遇に適用される。
③対外的な信頼
➡取引先や顧客に対する「知識・技能習得の証明」としての価値は残るため、どちらの資格を持っていない場合よりも信頼を得ることができる。
上記のようなメリットがあるので、これから取得する方には国家資格がオススメですが
すでにお持ちの方は、さらに国家資格を取得してスキルアップすることも可能ですし
お持ちの資格を使って申請をすれば飛ばすことが出来る場所もあるので
個々の目的にあった使い方で利用できるといいですね!
これまでの内容を受けて、大きく分けた目的ごとに推奨される資格とその理由に関して
一覧にまとめました。
|
目的 |
推奨される資格 |
理由 |
||||
|
仕事で特定飛行を頻繁にする |
国家資格(二等以上) |
申請が原則不要となり、実務効率と対外的な信頼性が格段に向上する。 |
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趣味でドローンを楽しみたい |
民間資格 or 国家資格 |
費用や期間を抑えたいなら民間。手軽に飛行したいなら二等国家資格。 |
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国家資格の準備・費用を抑えたい |
民間資格 |
民間資格を取得後、国家資格の「経験者コース」で費用と時間を節約できる。 |
||||
まとめると、
レベル4飛行➡国家資格(一等)取得
業務利用目的➡国家資格(二等)への移行を検討する
趣味利用目的➡飛ばす場所が「特定飛行」に該当しない(人口集中地区外、日中、目視内など)場合は、民間資格のみでOK。
ということになります。
趣味で利用するための基礎はを身につけるのであれば民間資格
仕事で本格的に使うなら国家資格二等
レベル4飛行を目指すなら国家資格一等を選ぶ
という選び方を一つ参考に選択されてもいいかもしれません。
皆さまの費用感と目的に合わせて、じっくり選んでみてください!
それでも迷ってしまうという方は
当スクールの随時開催の説明会にご参加いただき、たくさん質問していただいてから
決めていくこともできますので、少しでも皆さまのお力になれたらと思っております。
講師一同、お待ちしております!!
2026.02.17
2025.05.25
2025.05.10